通勤時間、どれくらいの時間をかけていますか。何気なく過ごしている日々の通勤ですが、片道1時間かけている場合は1年で約486時間(一年の平均平日日数を243日として計算)、約20日分相当の時間を通勤に費やしていることになります。
この時間を有効活用しない手はありません。ただなんとなくスマホをいじっているのはもったいないです。
では、具体的にどんな時間の過ごし方ができるでしょうか。
新聞を読む
朝の通勤電車では、新聞を読んでいる人を多く見かけます。ある調査では、新聞の平均閲読時間は朝刊が24分、夕刊は16分という結果があります。約30分の通勤は、新聞で情報収集するにはちょうどいい時間です。
満員電車などで、新聞を広げるのが難しい場合は、各紙が配信しているデジタル版の新聞が見やすいかもしれません。
ラジオニュースを聴く
車や自転車通勤で、新聞やスマホのニュースをチェックできない場合には、ラジオニュースを聞くことができます。NHKラジオは時報が鳴るごとに最新ニュースを教えてくれますし、短い時間で効率良く情報収集することができます。
英語でニュースを聴く
「ニュースをチェックしながら、語学勉強もしたい…」そんな欲張りで、意識の高い人向けには、英語を母国語としない人向けの英語学習ニュースサイト「VOA LEARNING ENGLISH」を聞くことができます。
「VOA」とはBBCやCNNと同じくらい有名なアメリカの国営放送局のニュースサイトですが、この「VOA LEARNING ENGLISH」は英語学習者向けニュースサイトとして、ネイティブ向けの難しい英単語や難しい熟語をできるだけ避け、平易な文章で書かれています。
また、ニュースの読み上げ機能でリスニング対策も行えます。これで、毎朝英語学習とニュースチェックの一挙両得ができます。ぜひ、活用してみてください。
1日のスケジュール確認、ToDoリストをまとめる
職場の席に座ったら少しの時間も無駄にしたくない方にオススなのは、通勤時間に1日のスケジュールを確認し、ToDoリストをまとめることです。
席について一休みしてから、何をしようと考えていたのでは、時間がもったいないです。今日達成しておきたいタスクを書き出し、優先順位を立ててみてください。一つ一つのタスクを具体的にイメージしておくだけで、1日の作業効率が断然高まります。
また、朝だけでなく、帰りの電車では、その日のタスクの達成度を確認します。仕事を振り返るとともに、明日何をすればよいのかを整理しておくと、明日の仕事の能率にもつながります。
また、家に帰ってからやるべきことも頭の中にいれておくと、家に帰ってすぐに行動することができます。寝る前に、あ~、これをしなければならなかったということを防ぐことができるでしょう。
ToDoリストは、手帳に書き込んでもいいですし、スマートフォンでも無料アプリで多くのToDoリストが出ていますので、自分に合うものを選んでみてください。
資格取得の勉強をする
通勤時間を利用して資格取得の勉強することもできます。社会人向けの資格取得に関する意識調査結果レポートによると、勉強する場所は通勤途中という人が一番多いそうです。
時間の制限もあるので、限られた時間の中で集中して学ぼうと決めるなら有効活用することができるでしょう。
キャリアアップや何かを学んで次のステップにしたいと考えていても、どのようにして時間をつくったらよいかと悩んでいる人が多いようです。とはいっても、平日は仕事でいっぱいいっぱいで新たな時間を作るのが難しい場合がほとんどでしょう。
でも、時間は人間だれにでも平等に24時間与えられています。それを活かすことができるかどうかは、それぞれの時間の使い方にかかっています。もっと時間を効率よく使えないか、無駄はないか、有効活用できることはないかと探していくと、できることが増え、時間も有効に使えると思います。ぜひ、通勤時間を活用し、次のステップに活かせるような時間の使い方を考えて、実行してみてください。