昨年の夏頃から個人の英語レッスンを受けてきました。その理由は、海外視察に行くことが決まりそうだったからです。正直言って英語は苦手、読むことは時間をかければなんとかなるものの、話すこと、聞くことは、その場ですぐに対応しなければならないことが、とっても苦手でした。
でも、この先ず~っと英語を話せなくていいのか、今は義務教育でも小学生が英語を学んで話している時代なのに・・・。ここで諦めたら、一生話せないかも・・・と思い、英語のレッスンにしてはかなり大金でしたが払い、英語を学びはじめました。
もう少し早くレッスンは終了する予定だったのですが、仕事が忙しかったり、出張があったり、海外出張の予定が延期になったりといろいろな事情が重なり、結局予定よりもかなり延長しましたが、3月末にようやく英語のレッスン回数を消化しきりました。
そして、4月の上旬の海外出張。さすがに半年以上かけて学んできたので、ある程度決まりきった文章は言えるようになったのですが、とっさに質問されると何を言われているのか答えられない・・・。
それが後で考えるとかなり簡単な質問に答えられなかったりするので、自分でもショックだったりします。その時は、もう頭が真っ白になって軽めにパニック状態になっている感じです。
でも、一生懸命伝えようとすると、英語は下手でも相手は本気になって聞いてくれる、それが伝わってきました。もちろん英語が堪能で、もっと自分の思うとおりに話すことができればそれにこしたことはありませんが、自分の考えを自分の頭で考え、言葉にすることの大切さを改めて感じました。
春が近づくと、何か新しいことを始めようとする人が増えるのか、最近英語の講座を目にする機会が多くなったような気がします。それとも、今、まさに自分が英語を必要としている、英語を学んでいるから、そのようなお知らせが多いことに気づいたのかもしれませんが、やっぱり英語話せるようになりたい!と、今まで以上に思うようになりました。
ちなみに今回の英語を学ぶときに先生に言われたのは、「エラーはOK」と何回も言われました。間違っていたらはずかしい、正しく言わなければ・・・と思っていると、英語は口から出てきません。「間違ってもいい」と自分で認識すること、そして、間違ってもまず行動することがとても大事だし、そのことを実践しなければ、英語は話せるようにならないことを感じつつあります。
もう、通訳の人をお願いしてしまおうか・・・と何度も思いましたが、ここで諦めたらダメだなと思い、チャレンジしてみました。海外視察の結果をまとめなければならないので、まだ成果はなんとも言えないところですが、たぶん通訳がついていたら、話せなかったことや聞けなかったことも多かったはずだと思います。
思うに、もちろん英語のセンスや勉強することももちろん大事ですが、それ以上に思い切ってやってみる、とりあえず挑戦してみるということのほうが重要な気がしました。そして、伝わらなかったとき、できなかったときにどうするか、補助手段や代替手段を考えておいたり、後からフォーローしたり、質問できるような関係を築いておくことも必要だと感じました。
この辺は、多分ある程度の年齢を重ねた経験値や、間違ったっていいじゃないかという、若干開き直りに近い感情が出てきたということもあるのかもしれません。まぁ、最近は人の目が以前よりも気にならなくなりました。これは、いいことでもあり、そうでないこともあるので、気をつけなければならないとは思いますが・・・。
自分にとって、英語の再チャレンジは始まったばかりなのかもしれません。まずは海外視察の結果をしっかりまとめるとともに、英語の勉強をこのまま継続していきたいと思います。