シカゴ交通局(CTA)が管理・運行しているCTAバスは、路線が約140路線あるといわれ、路線がとても細かくわかれています。車内の治安もよく、ダウンタウン等シカゴ中心部を観光する時には、使い勝手のいい交通機関といえます。
バスの乗り方
CTAバス乗り場には、バス停があります。バス停には、バスの路線番号と路線名、行き先が出ているので、自分の乗りたい路線かどうかを確認します。バス停は路線上に2~3ブロック、ダウンタウンではほぼ1ブロックおきにあります。少し歩けば簡単にバス停を見つけることができます。
バスの正面上部には路線番号と行き先が表示されています。気をつけたいのは、路線先があっていても、逆の方向に乗る可能性があるということです。路線番号とともに行き先も確認するようにしましょう。アメリカでは車は右側通行です。行きたい路線を乗るときに、反対方向で待っていないように気をつけてください。
バスが近づいてきたら、手を挙げて乗ることをアピールすると、バスは停車してくれます。
料金は前乗りで先払いです。ドライバーの横の料金箱に支払います。現金の場合1ドル紙幣を右側の投入口に1枚ずつ入れます。硬貨は真ん中の料金箱へ入れます。
Ventra(ベントゥラ)チケットやVentra(ベントゥラ)カードは入り口右の機会にタッチします。トランスファーが必要な場合、料金投入時にトランスファーの料金分分含めた運賃を料金箱に入れ、”Transfer, please”と頼んで、運転手からトランスファカードを受け取りましょう。
車内に入ったら、少し中側の席に座るといいでしょう。入り口付近の両側の座席は、車いすのマークがついたシルバーシートや障害者用のシートになっています。車いすの乗客がいる場合、この座席を収納してスペースを作ります。車椅子の乗客もよく見かけますので、邪魔にならないように気をつけましょう。
また、シカゴ市内のバスは混雑することが多いので、入り口付近に立ち止まらず、なるべく奥に進むようにするとよいでしょう。
バスの中では、次に停車するバス停名がアナウンスされ、車両前方の上部にあるパネルにバス停の名前が表示されます。降りる場所がわからない時は、運転手に自分の目的地が来た時に教えてほしいと頼んでおくと安心です。
“Please let me know when I get off at 停車場所”
を言えば大丈夫です。乗るときに、「ここに停まるか」と聞くと、ほとんどの運転手は降りる場所を合図してくれます。
ちょっと不安のときには、隣の人にも尋ねてみるものいいかもしれません。また、Google mapを使うと、バス乗り場の詳細な案内、どれくらいの時間かかるか、また自分が今、どこの位置にいるのかなどもリアルタイムで表示してくれるので、こちらもぜひ活用すると安心です。
降りるバス停が近づいたら、窓側上部に貼ってあるワイヤーを引いて、「降ります」と運転手に合図をします。降りるのは前のドアでも後ろのドアでも大丈夫です。後ろのドアは降車専用の半自動式ドアになっています。
観光に便利なバス
CTAトレインが使える場所は、CTAトレインをフル活用することができますが、CTAトレインから少し離れているところはバスを利用することができます。
例えば、フィールド博物館に行くには、最寄りのCTAトレインから歩くと15分くらいかかりますので、CTAバスを使うと便利です。CATバス146で、”Soldier Field & Field Museum”で降ります。
他には、科学産業博物館とシカゴ大学へのアクセスには、CTAバス6で、Jackson Park Express、リバーノースやリンカーンパークなどのアクセスには、CTAバス22で、Clark、シカゴ歴史博物館や動物園のアクセスには、CTAバス151で、Sheridanを活用すると便利です。
先ほども紹介しましたが、これらの路線などは、Google mapに目的地と現在の場所を入れると、その時間にあったルートを教えてくれるとともに、移動する経過を随時教えてくれるので、とっても便利です。もし、自分がどこにいるのかわからなくなったときには、ちょっと歩いてみると、自分の位置が動くので、それで方向の確認をすることもできます。