実家で、今週末はちょっとした事件がありました。迷子のミニチュアダックス犬を近所の方が、お宅の犬ではないかと連れてきたのです。
警察に連絡したところ、警察官が来て、写真を取って、状況を確認していったようです。迷子犬は、この後、警察で保護され、一定の日数のうちに飼い主が見つからない場合は、すぐに保健所に行くことになるそうです。
それを聞いた母は、かわいそうなので飼い主が見つかるまで、家で預かりますと言ったところ、警察も喜んでお願いしますといわれたそうです。急なお客さんでしたが、とてもおとなしく、母にも馴れて、甘えてくれたそうです。
突然の愛犬との別れ
実は、昨年14年間家族だったミニチュアダックスが亡くなりました。私自身は一緒に暮らしたのは、短い期間でしたが、小さいころ一緒に遊んだり、散歩したりしていたのを覚えているようで、帰省の度にいつも大歓迎をしてくれたものでした。一緒にくらしている両親は、子どものようにかわいがっていたので亡くなったときの喪失感は、ちょっとすごかったです。
2年くらい前から、一気に年取ったな~と感じることがありました。目は白内障で白く濁ってしまい、耳もかなり遠くなった様子で、反応がかなり遅く、年取るってこういうことなんだな~と、思いながら見ていました。
病気も何回かしていて、手術したり、薬を飲んだりと、世話をしていた両親は、何かと忙しかったようですが、それが生きがいのようなところもあったようです。調子が悪いときは、時々あったものの、その度になんとか元気になってきていたので、まだ大丈夫かな・・・と思っていました。
いつも家で自由にしているのと、かなり人見知りの性格だったので、ペットホテルに預けられると、声がでなくなるくらいまでないていたこともあり、極力最小限の日数のお泊りにしていました。でも、亡くなったときは、両親がでかけている最中に具合が悪くなり、そのままペットホテルから病院で息を引き取ることになり、残念ながら最期を看取ることができず、それがまた一層家族の中で心残りの結果になってしまいました。
ペットのお葬式
予想外に早いお別れでしたが、ペットの葬儀屋にも頼んで、しっかりお別れをすることができました。ペットの葬儀場は、移動で火葬できるワゴンがあり、最期のお別れのあと、荼毘にふせました。最期に毛並みを揃え、抱っこしました。火葬にかかる時間は1時間半ほどで、その間、控室で待っていました。
1時間半ほどして、姿の変わった愛犬の姿を見ることになりました。でも、不思議と、小さなところまで、しっかりと、これはどこどこの骨ですと説明してもらって、納得がいったというか、それをすんなり受け入れることができたような気がします。なかなか形には残りにくい部分の骨もあるそうですが、それも綺麗に残っていると言われました。
葬式は亡くなった人のためのものではなく、残された人のためのものだと聞いたことがありますが、まさにそのとおりだな・・・と感じました。最期を自宅で看取れなかったという点は、本当に残念でしたが、家族で見送れたこと、しっかりお別れができたので、家族それぞれが、やるべきことはやったという心の整理をつけてきたところでした。
そんな経緯もあったので、母は特に、懐かしく癒しの時間を過ごしたようです。
ホッとしたような寂しいような複雑な心境・・・
でも、夕方散歩に連れて行ったところ、飼い主が探してたようで、母とミニュチュアをじ~っと見つめて、近づいてきたそうです。飼い主さんが見つかり、無事飼い主のところへ戻っていきました。
両親にはすっかりなれて、「お利口だね」と誉めてなでると、シッポをふったり、おなかを出して安心していたようです。短い時間でしたが、前の犬がちょっと戻ってきてくれたのかな~なんて感じてしまいました。突然のお別れで、しっかりしたお別れができなかったので・・・。
両親は、飼い主が見つかってホッとした反面、きっとかなり寂しい思いもしているのではないかと思います。飼い主が見つからなかったら、間違いなくウチの子になっていたでしょう。