自分のやりたいことを行おうとすると、時間が足りなくなる。では、何の時間の削るかと考えたときに、真っ先に浮かぶ時間が睡眠時間かもしれません。私もやらなければならないことがあるときは、ついつい夜遅くまでやってしまいます。
そうやって行う日は、だいたい何か大きなイベントがあったりするので、その日はある程度の緊張感もあり何とか乗り越えられるのですが、辛いのがその翌日からです。夜はいつも以上に眠くて、ご飯が終わった直後から睡魔に襲われてしまうことが多々あります。
理想的な睡眠時間
睡眠時間についての諸説を読むといろいろな考え方があります。でも、多いのが、一般的に、理想的な睡眠時間として1日7〜8時間が多いようです。こんな風に時間が示されると、きっと医学的にも証明されているんだろうと思いますが、実際には明確な医学的根拠があるわけではなく、睡眠時間の平均値が6〜9時間であるという事実をもとに決定されているに過ぎないそうです。
ですから人によって睡眠時間は異なるため、睡眠時間は何時間と言われてもそれに無理に合わせる必要はないということです。
睡眠時間のタイプは大きく3つに分けられます。
1.ショートスリーパー(短眠者)・・・睡眠時間が6時間未満の人(全体の5〜8%)
2.バリュアブルスリーパー・・・睡眠時間が6〜9時間の人(全体の80〜90%)
3.ロングスリーパー(長眠者)・・・睡眠時間が9時間以上の人(全体の3〜9%)
時間を有効に使うためには、睡眠時間が短くないと・・・と考えていましたが、睡眠時間は人それぞれ異なるので、自分にあった理想の睡眠時間、つまり十分に眠ったという実感を得られ、爽やかに目覚められる睡眠時間を見つけることが大切になるようです。
睡眠時間として適切なのは、短時間の睡眠でも日中に眠気を感じることなく十分に活動することができる時間のことを意味しますので、それを目安に自分の睡眠時間を設定するとよいようです。
睡眠時間には2種類ある
睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があります。一般的にこの「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のサイクルを起床までに90分ずつ繰り返していて、「レム睡眠」の際に起きるとスッキリと目覚めることができると言われています。
ですから、6時間や7時間半など、90分の倍数となる睡眠時間にすると、理想的な目覚めになります。自分にあった睡眠時間をみつけるために。この法則を活用しつつ、さまざまな睡眠時間を試してみると、自分に合った睡眠時間が見えてきます。まずは、90分の倍数となる時間を意識し、自分が目覚めやすい睡眠時間を探してみるといいかもしれません。
レム睡眠とは
ちなみにレム睡眠とは、浅い眠りで身体は深く眠っているのに、脳が活発に動いている状態になります。以下のような状態のときはレム睡眠です。
・筋肉の疲労回復
・トイレに起きたくなる
・物事で目が覚めやすい
・脳は働いているのでこの時目覚めるとすっきり起きられる
・脳は動いているのでこの時よく夢をみる
・脳を動かして記憶の固定をしている
ノンレム睡眠とは
ノンレム睡眠とは、深い眠りで脳も身体も休んでいる状態です。以下のような状態のときはノンレム睡眠です。
・身体を支える筋肉は働いている
・ストレスを消去している
・ホルモンの分泌をしている
・居眠りのほとんどがノンレム睡眠
より良質な睡眠をとるために
自分にあった理想的な睡眠時間を探す際には、毎日決まった時間に眠りに入ることが理想的だということです。それは、眠りに入る時間を決めることによって、日々の変化が把握しやすくなるからです。
また、自分にとって必要な睡眠時間をとっていても、睡眠の質が低いままでは十分な睡眠効果が得られにくくなります。睡眠の質を高めるためにも、就寝前のカフェインやアルコールの摂取、喫煙、大量の食事などは控えたほうがよいでしょう。
また、勉強や仕事、テレビやスマホの使用は、脳に刺激を与えてしまいます。眠る直前は、音楽を聴いたり軽めの読書をしたりして、リラックスした状態をつくるとよいそうです。体とともに脳をリラックスさせることにより、睡眠をより充実させることができます。
新しい生活が始まって生活にもいろいろな変化があると思いますが、しっかり睡眠をとることによって、この4月を乗り切りたいと思います。