シカゴ市交通局(CTA)は、シカゴエリアの高架鉄道と地下鉄(CTAトレイン)、路線バスの運営を行ってます。日本の地下鉄並みにほぼ時間通りに運行してくれ、時間間隔も使い勝手のよいCTAトレインの使い方やを使った感想をまとめました。
CTAトレインの種類
CTAが管理運行している高架鉄道と地下鉄の2つの鉄道のことを指します。路線は全部で8路線あります。路線ごとに色分けされているので、とても見やすいです。
ブルーライン(Blue Line)・・・オヘア空港からダウンタウンを経由して西に向かう路線です。オヘア空港からのアクセスに便利です。ダウンタウンの近くになると地下を走ります。
レッドライン(Red Line)・・・シカゴを南北に縦断する路線です。郊外では高架鉄道、ダウンタウンでは地下を走ります。南のエリアは危険なところも多いので、観光スポットのないところは、行かないようにしたほうがよいでしょう。チャイナタウンのあるCermak-Chinatown駅より南に行くときは注意する必要があります。
グリーンライン(Green Line)・・・西の郊外オークパークからダウンタウンを経由して南へ向かう路線です。南では2路線にわかれます。
ブラウンライン(Brown Line)・・・シカゴ北西の郊外からループエリアを1周して、もとの北西へ戻る路線です。よく揺れます。
パープルライン(Purple Line)・・・郊外のエバンストンからの路線です。ラッシュアワー時にはループエリアを走りますが、それ以外の時間はLindonとHowardの折り返し運転になります。
オレンジライン(Orange Line)・・・ダウンタウンの南西のミッドウェイ空港からループエリアを1周してもとに戻る路線です。
ピンクライン(Pink Line)・・・旧ブルーラインの西側が一部独立してピンクラインとなっています。
イエローライン(Yellow Line)・・・平日のみ郊外を走る路線です。
チケットの買い方と運賃
現金で乗ることができないので、あらかじめVentra(ベントゥラ)カードかチケットを準備することが必要になります。運賃は$2.25です。
CTAトレインの改札口に、Ventra(ベントゥラ)チケットの自動販売機があります。そこで購入することができます。
購入画面には、次のような表示があります。
A:Ventra(ベントゥラ)チケット購入
C:カードに金額をチャージ
F:1回乗りのチケットを購入
G:CTAの1日パスを購入
該当するものを選んで購入します。画面に金額が出るので、その金額を券販売機に投入します。お金は1枚ずつ入れましょう。(買い方がわからなかったので、近くにいたポリスの方にお世話になりました。日本と同じ感覚で何枚か一度に入れようとしたら止められました。)
私は現金で購入しましたが、クレジットカードでの購入もできるようです。
最後にレシートは必要ですかと聞いてくるので、必要な場合には「J」をプッシュします。
チケットとレシートが出てきます。
安全に乗るために
レッドラインに乗ったときに、ちょっと危なそうな人がトレインの中でブツブツ言って、何やら怒っていました。Cermak-Chinatown駅よりも空港よりのところでしたが、ちょっと怖かったです。
安全に乗るためには、ホームで待っているときには危険を感じたら、車両を移ったり、1回下車することも大切だと思います。また、日本ではドアの近くに立つことが好きな人も多いと思いますが、極力ドアの近くには立たずに、中に入るようにしましょう。荷物はしっかり管理をし、さわがしい乗客がいたら距離を保つほうがおすすめです。日本の地下鉄や電車では、居眠りしている人が多いですが、日本のように安全とは限らないので居眠りなどしないように気をつけることも大切です。
また、乗客が多い車両に乗るようにしましょう。人が少ない車両は避けたほうが無難です。深夜や休日など、人の数が極端に減るような時間帯の乗車は避けるようにしたほうがよいかもしれません。22:00を目安にして、それ以降の乗車は避けて、タクシーなどを利用するほうがよいでしょう。