最近、男性向けの化粧水の販売が伸びているそうです。
その理由は、肌の手入れに関心を持つ男性が増えていて、一般の雑貨店が販売に力を入れ始めたことや、女性が職場に増えたことによって、男性が清潔感を意識するようになった一因と考えられています。
ある男性の化粧水初体験
ある30代半ばのビジネスマンが、化粧品売り場にある肌のきめ細かさや弾力を測る機器を試してみたところ、肌状態は乾燥して脂分が多いという結果でした。
そこで、口周りやおでこに化粧水をつけてみたところ、化粧水によって乾燥による肌荒れを防ぐため、さっぱりして肌が引き締まる感覚を得られたそうで、すっかりお気に入りになってしまったそうです。
ちなみに男性化粧品の販売員さんによると、「客層は30~40代中心。肌の曲がり角の時期で、気遣い始める男性が多い」とのことです。
化粧品メーカーも力をいれる男性化粧品
ロート製薬が調査した結果によると、12~49歳の男性500人に化粧水の利用状況を尋ねたところ、約3割にあたる152人が使っていました。
最近では、大手化粧品メーカーが3千円以上する男性向け化粧水を相次いで販売し始めています。植物成分を多く配合したり、肌への刺激の少なさを強調したりと、かなりの力の入れようです。
化粧品メーカーによると、「女性と比べると市場が伸びる余地がある」と見ているようです。
女性がアンチエイジングを気にして、30代から40代に美容にお金をかけはじめるのは知っていましたが、最近は、ビジネスマンも、お肌にも気を使うんですね。
確かに一緒に仕事をする男性が、きれいな肌だと清潔感がありますし、仕事ができる人っていう感じがしますが、自分よりも美肌の持ち主だったら、ちょっと嫉妬してしまうかもしれません。
そうならないように、女性も今以上にお肌に気をつけていかないと・・・ですね。また、大切な人の肌ケアも気遣ってあげるのも大事かもしれません。
この夏おすすめの男性化粧品
【パウダーで脂っぽさ防ぐ男性化粧品】
マンダムの「ルシード 薬用オイルコントロール化粧水」は、肌の水分バランスが崩れやすい40代以上に適した商品。脂っぽい肌を防ぐ「高吸着パウダー」を配合。肌に潤いを与えながら、過剰なべたつきやテカリを抑えるという。無香料無着色。
希望小売価格120ml入り800円。
【ニキビ予防&サラサラ効果】
ロート製薬が10~20代向けに販売する薬用化粧水「オキシー アクネケアローション」は、ニキビの元となるアクネ菌を殺菌し、ニキビによる肌荒れを予防する。余分な皮脂も吸収し、さらさらとした肌を保てるという。
店頭想定価格170ml入り550円。
【男性化粧品初心者に最適ジェルタイプ】
カネボウ化粧品の「リサージ メン スキンメインテナイザー」は、使い慣れていない男性を意識したジェルタイプ。
デザインをアートディレクターの佐藤可士和氏が担当し、30~40代が使って「様になる商品」をめざした。ひげそり後の使用でもヒリヒリしにくいという。
希望小売価格130ml入り3千円。
【20~30代の悩める肌に】
資生堂は昨年5月、化粧水と乳液の機能を持ち合わせた保湿液「資生堂 メン ハイドロ マスター ジェル」を発売した。
肌の悩みを抱える20~30代向けで、肌の水分バランスを整えることで、さわやかな感触を保つという。フローラルグリーンの香り。
希望小売価格75ml入り3200円。