あなたは、安楽死と尊厳死の違いを知っていますか?
安楽死と尊厳死の違い
安楽死とは、あえて致死薬を処方してもらう積極的な安楽死のことです。
一方、尊厳死とは、延命治療を拒否することで死期を早める消極的な安楽死です。
また、日本では安楽死は認められていませんが、尊厳死は認められていて日本尊厳死協会という団体があります。
ちょっと死を考えるというと、縁起でもないと考える人も多いようですが、高齢化社会を迎える社会に住んでいるとこういうことも考えることも大切だと感じることがあります。
「安楽死で死なせて下さい」
先日、橋田壽賀子さんの「安楽死で死なせて下さい」という本を手にとり、どんな人生を送りたいのかどんな死を迎えたいのかを考える機会になりました。
子どもがいても孤独死された友人を間近にみた体験からは、子どもや家族に頼りすぎたり、子どもをいつまでも自分のものだとか考えていてはいけないと感じました。
戦争を経験して青春時代がほとんどなく、脚本家として仕事をしながら40代で結婚し、パートナーが亡くなって30年、そんな人生を歩んできた橋田さんの生き方や死生観は共感することも多くありました。
安楽死や尊厳死が認められる国
ちなみに安楽死は日本では認められていませんが、世界をみるとヨーロッパのスイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクのヨーロッパ各国の他、アメリカのニューメキシコ、カリフォルニア、ワシントン、オレゴン、モンタナ、バーモンドの6州では合法になっています。
尊厳死は、アメリカの全ての州やイギリス、ドイツを含むヨーロッパの多くの国、オーストラリアの一部、アジアでも台湾、シンガポール、タイなどで認められています。
医療が充実していて、平均寿命が延びた国が多く、これたの国の大半には「尊厳死法」があるそうです。
自分にとっての死について考えると、同時にどんな人生を行きたいのかということも合わせて考える機会になるように感じています。
そして、自分にとって望む死に方をするにもお金が意外とかかることがわかりました・・・。
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