仮想通貨・暗号通貨については、聞きなれない言葉を聞くことがあります。しかし、仮想通貨・暗号通貨にはチャンスがたくさんあります。わからないから・・・といって、そのままにしておくのはもったいないですよね。
また、仮想通貨・暗号通貨投資は、情報を集め、それに基づいて投資判断する必要がありますから、一通りの仮想通貨・暗号通貨の専門用語を理解していることはとても重要です。なぜならば、慣れない用語につまずいて、理解が遅れたり、躊躇してしまったり、調べているようでは、投資のチャンスを逃しかねないからです。
仮想通貨・暗号痛快に関する専門用語を紹介していきますので、理解を深めてください。
仮想通貨・暗号通貨に関する「ハ行」の専門用語
ハードフォーク
暗号通貨のシステムにおいて、旧仕様と新仕様の間で互換性がなくなるような修正や変更がされることを指します。ちなみに、相互性を保った修正や変更は「ソフトフォーク」といわれています。
ハードフォークが起きると、旧仕様と新仕様の互換性がなくなることから、事実上2つの通貨に独立することになります。ただ、ハードフォークをバージョンアップに使うケースもあります。2017年11月に行われたビットコインキャッシュなどはこれに当たります。これは旧仕様のチェーンを誰も掘らなかったため、分裂せずに1つのままでした。
一方、2つに分かれたケースと言えば、2017年の8月のビットコインです。今後取引量が増加するとキャパシティ不足となることがほとんど確実となっていましたが、その対策をどうするかで意見が分かれたため、ハードフォークをしてビットコインキャッシュが誕生しました。
半減期
半減期とは、マイニング報酬が半分になる時期のことです。
例えばビットコインの場合、4年ごとに半減期が訪れ、マイニング報酬が半減されます。「暗号通貨の流通量が半分になる」とまれに勘違いされますが、そのような意味ではありません。しかし、半減期はブロック報酬減の一種となります。
P2P(ピア・ツー・ピア)
特定の管理者やサーバーにデータを保存するのではなく、分散して個人間でデータを共有する仕組みのことです。暗号通貨は、この「P2P」と「ブロックチェーン」を柱として成り立っているといってよいでしょう。
ビットコイン(BTC)
ビットコインとは、数多くある暗号通貨の1つで、現在は最も供給量が多くなっています。時価総額1位のもっとも代表的な暗号通貨です。また、すべての暗号通貨の中でもっとも早く誕生した暗号通貨でもあります。
ブロックチェーン
ブロックチェーンとは、世界中のコンピュータに分散して保存されている,、過去すべての取引がつながっているデータのことです。ブロックチェーンは「ブロック」がつながったものです。
例えば、ビットコインの場合、1ブロックは10分で生成され、それがつながって長くなったものがブロックチェーンです。ブロックチェーンが登場したことで、同じ取引履歴を皆で監視し合うことが可能となりました(分散記録)。これにより、不正が極めて困難になり、暗号通貨が管理者無しで安全に運用できるようになっています。
また、お金や権利などの価値を送ることができるようになったのもポイントです。
ボラティリティ
ボラティリティとは、価格の変動率のことです。「ボラ」と略されることもあります。「ボラティリティが高い=値動きが激しい」ことを意味します。反対に「ボラティリティが低い=値動きが小さい」という意味になります。
株式投資や投資信託、その他の法定通貨より、暗号通貨のボラティリティは高い傾向にあります。
仮想通貨・暗号通貨に関する「マ行」の専門用語
マイニング
マイニングは採掘とも呼ばれ、暗号通貨の取引記録を自身のコンピュータで計算し、コミュニティに貢献する対価として報酬を得ることです。
マイニングをする人(マイナー)が存在しなければ機能しない(成立しない)暗号通貨は多く、送金・着金が機能するのもマイニングが存在するからです。新たに発行した通貨を報酬とするため、「採掘」とも呼ばれます。
マウント・ゴックス
マウント・ゴックスとは、破産した取引所です。マウント・ゴックスは2010年に設立され、最大規模だった時期もありました。しかし2014年2月、突然マウント・ゴックスの取引が停止し、公式サイトが削除されました。
さらに投資家が預けていた多額の資産が引き出せなくなりました。事件はメディアで大きく取り上げられ、ビットコインの知名度を引き上げる結果となりました。この事件で、仮想通貨、ビットコインは危ないものだというイメージがついたとも言われています。
モナコイン(MONA)
モナコイン(モナーコイン)は、数多くの暗号通貨の1つです。掲示板サイト「2ちゃんねる」が発祥となっています。2014年に流通され始め、日本初の暗号通貨として話題になりました。モナコインも特定の管理者が存在しない分散型の暗号通貨です。
仮想通貨・暗号通貨に関する「ラ行」の専門用語
ライトコイン(LTC)
ライトコインは、数多くある暗号通貨の1つです。「第2のビットコイン」といわれ、その性質はビットコインと似ています。
ビットコインの不便な点をカバーすることで、ビットコインの代わりに使ってもらうことを目指しています。ビットコインの不便な点の一例に決済・送金スピードの遅さ(約10分)がありますが、ライトコインはこれを約2.5分で完了させることができます。
リップル(XRP)
リップル(リップルラボ)は、数多くある暗号通貨の1つです。本来「リップル」とは会社名であり、通貨ではありませんが、リップルラボの通貨「XRP」をリップルという場合が多いです。取引所などでもそのように呼ばれることがあります。
Googleが出資した暗号通貨として話題になりましたが、機能面も、決済・送金スピードは約10秒で完了させられるなど優れています。ビットコインなどの暗号通貨とは異なり、ブロックチェーンを利用していません。
また、仮想通貨は基本的には管理者がいないことが多いのですが、リップルにはリップルラボという明確な母体が存在します。
レバレッジ
レバレッジ(レバレッジ取引)とは、少ない元手(たとえば10万円)で大きな資金(たとえば100万円)を取引する仕組みことです。少ない元手を「証拠金」として取引所に預けることで、取引所から資金を借り、大きな取引を行います。
元手に対してどのくらい大きな取引なのかを「倍率」で示します。10万円の元手で100万円の取引なら、レバレッジは10倍です。
ロスカット
ロスカットとは、購入した価格よりも値下がりしている状態において、売却して損失を確定させることです。損切りともいいます。ロスカットすることで損失が確定してしまうものの、さらに損失を拡大させるリスクを避けられます。